世界の国々は、円やドルなどそれぞれ自国内で流通する通貨を持っています。それらの通貨を他国の異なる通貨と交換することや交換する方法を一般的に外国為替と呼んでいます。例えば、海外旅行でアメリカに行くときには、円を米ドルに交換しますが、この交換が外国為替といえます。約、1j110円あたりで推移していた為替がこの数週間で100円を割り込む結果になっています。この結果として、1月前にアメリカ旅行に行き、今日、帰国した人は、為替レートにより約1割、目減りした計算になります。
昨年、サブプライム問題が露呈した時の読売新聞の記事です。
米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題を発端とした最近の急激な円高で、外国為替証拠金取引(FX取引)をしている個人投資家に損失が出ている。少ない元手で手軽に多額の外貨を売買できることが魅力だったが、円高で損失を被るリスクが顕在化し、FX取引の人気は下降線をたどるとの見方も出ている。
FX取引は、投資家が一定額の現金を証拠金として差し入れ、それを担保に、ネットを通じて外貨を売買する。証拠金の何倍もの金額が取引できることが特徴で、取引額が証拠金の400倍という契約を結んでいる投資家もいる。
例えば、50万円の証拠金をもとに20倍の1000万円の取引を行う契約をして、円相場が1ドル=115円の時に米ドルを購入した場合、手数料を除くと、約8万7000ドルが手に入る。その後、円相場が1ドル=120円まで下落すれば、保有するドルは円換算で約1043万円となり、ドルを売って、円を買い戻せば43万円の利益が出る。逆に、1ドル=110円の円高になれば円換算で約957万円に目減りし、43万円の損失が出てしまう計算だ。円が安く外貨が高い場合に利益が出る仕組みだ。
FX取引の人気が出た理由は長期的な円安で多くの投資家が利益を得てきたためだ。証拠金の残高は2007年3月期時点で1年前より62%増えて6133億円に、口座数も95%増えて64万件と急拡大してきた。
しかし、サブプライム問題による株安連鎖などを受けてドルやユーロなど欧米通貨売り、円買いが加速し、円相場は今月17日には1年2か月ぶりに1ドル=111円台まで上昇した。
JPモルガン・チェース銀行は、FX取引に絡む損失額は14〜17日の間だけで2000〜3000億円に達したと試算している。東京金融先物取引所の調べでは、個人投資家などのドル購入額は7月24日の約15億6000万ドルから8月23日には約8億7000万ドルへ44%も減少した。
FX取引は、投資家の損失が膨らむと取引を強制的に停止されたり、FX業者から追加の証拠金の差し入れを求められる。このため、円高が今後も進めばさらに、取引が細る可能性もある。
外貨預金なら、やはりFXを!
FXの手数料は一般的に片道(円を他の通貨に替えること)1ドルあたり5銭〜20銭程度。これが外貨預金となると一般的に1円程度ですので、その差は歴然、5〜20倍もの差がついてしまうのです。こうした手数料の安さから、実際にFXをしていても、資金量などを調整して外貨預金のように運用されている人も数多くいます。
FXに欠かせない魅力のひとつが「レバレッジ効果」。この聞きなれないレバレッジという言葉は、「テコ」を意味します。例えば、1万ドルを買おうと思ったとき、1ドル=100円であれば、100万円が必要となります。しかしFXはレバレッジ効果が使えます。10倍のレバレッジがあると、100万円の10分の1の投資額で済むので、10万円あれば1万ドルを買うことができるのです。つまりは「小さな力(少ない投資額)で、大きな効果(大きな取引)」という、「テコの原理」のようなメリットがあるのです。
通貨にはそれぞれ「金利」があります。日本在住者は、ゼロ金利政策に慣れてしまって、残念ながらあまり金利を意識することがありませんが、海外では銀行に預けるだけでオトクに感じる金利がつく通貨もあります。こうした円よりも金利の高い通貨を買うことで、金利の差額を受け取ることができるのです。
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