中小企業の求めに応じて、ふさわしい人材を派遣するほか、定年退職後に自らの能力を生かして社会に貢献したいという人も募る。府は「支援を受けた企業が成長して地域経済の活性化につながれば」と期待する。
府内では今年から2009年にかけて約50万人もの団塊の世代の退職者が見込まれるという。それに伴う企業の人材不足に対応し、退職した「シニア」の社会参加も促す狙いだ。
様々な技術などを持った企業OBらでつくる8NPO法人で結成した「産業支援型NPO協議会」が府の委託で運営にあたる。
センターでは登録、派遣の相談を無料で受け付け。シニアに対しては情報技術(IT)や生産管理、社員教育、財務、法務、人事などの得意分野に応じて、最適なNPOを紹介、登録してもらう。
「ITで業務を効率化したい」「在庫を減らしたい」「輸出入手続きを手伝ってほしい」「研究開発の支援を」などといった企業側の様々な要望に、各NPOを通じて人材を紹介。条件などが合えば、シニアが有料で業務を受託する。
協議会は2月に発足。それまで各NPOが個別に企業OBらを派遣、中小企業の支援活動をしてきたが、幅広い要望に応えるため連携することにした。既に会員は約400人おり、企業側の要望に対応できる体制が整っているという。
「退職後も社会の役に立ちたいという人たちに活躍し続けてほしい」と協議会の井上大三事務局長。「景気がさらに上向けば事業拡大を目指す動きは増えるはず。そうした企業を応援したい」と意気込む。問い合わせは平日午前10時〜午後7時、産業支援シニア活動センター(<電>06・6262・2660)。
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